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2010年8月11日 (水)

東北の動物園(2) 盛岡市動物公園

夏休みを利用して巡った、東北地方の3つの動物園。
前回は仙台市八木山動物園をご紹介しました。

今回は、東北の動物園ご紹介の第2回。
岩手県盛岡市にある、盛岡市動物公園の動物たちをご紹介しましょう。

盛岡市動物公園は、盛岡の市街からクルマで20分ほどの丘陵地にある
動物園。開園は1989年という、比較的新しい動物園です。

いつもの通り、開園時間ちょっと前に到着。駐車場に車を乗り入れると、
動物園職員のものと思しき車が数台止まっている以外に、車はいません。
平日に行った、ということもあるのですが、この日の盛岡は朝から猛暑。
そんな暑い日に朝イチから動物園に来る人は、あまりいないのですね。

駐車場に車を置いて、レンガが敷き詰められた美しい道を下っていくと、
その先に…

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盛岡市動物公園の正門

これまたキレイな正門です。

9時半の開園まで、日陰のない正門前でしばらく待っていましたが、既に
汗がどんどん出てきて、「今日もつらい写真撮影になりそうだなぁ」と、
早くもメゲそうな気分。でも「せっかく、ここまで来たんだから!」と
気分を盛り上げて、開園と同時に動物園に入ります。

入って、まず真正面にあるのがサル山。

Morioka_d30_6687
もう起きなよ~。お客さんが入ってきたよ。

サル山のサルたちも、朝イチから既にダレている様子。元気に動き回って
いるのは、子ザルばかりでした。

盛岡市動物公園の特徴は「日本生態園」です。
正門から入ってスグのところにトウホクノウサギ、キュウシュウノウサギ、
テン、ハクビシン、ニホンジカなどが並んでいて、日本の野山に住む野生
動物たちの展示に力を入れています。

たしか、富山市ファミリーパークでも、同じようなテーマの展示があった
ような…そう、富山市ファミリーパークは「郷土の里山」がテーマでした。

日本以外に住む動物たちを展示するのも良いですが、こうして日本の野生
動物たちの展示に力を入れるのは、個人的にはすごく好感を持てます。
なんといっても、私たちの国に住む野生動物…つまり、私たちと関わりが
いちばん深く、身近な動物たちなのですから。

身近な動物といえば…

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私たち、ホンドタヌキの家族です。5匹の子供、みんなヤンチャで大変…

タヌキは東京都内でも見られる動物。ましてや森が多く残る盛岡郊外なら、
きっと野生のタヌキも多く見られる動物でしょうに、こうしてちゃんと
展示されているところが、抜かりないところですね。

タヌキといえば、コチラもよく見かける野生動物。

Morioka_d30_6720_2
まだ眠いんだけどなぁ…

ホンドギツネです。一般的に日本で「キツネ」と言ったら、このキツネ。
北海道に住むキタキツネより、やや小型です。

キツネは巣穴を掘る習性があります。
この写真のホンドギツネ、しばらく観察していたら、やおら起きだして、

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ここ掘れワンワン、いや、コンコン、穴掘りしましょ。

と、突然穴を掘りはじめました。でも、掘り始めてスグに…

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はぁ…もう、疲れた。

と、早々にギブアップの様子。暑いですからねぇ、キツネさん。
こんな日に勢いよく穴を掘り続けていたら、熱中症になっちゃうよ。

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こういう日は無理は禁物…というワケで、さっそくひと休み

結局、また木陰で寝てしまいました。何ともマイペースなキツネです。

さて、次なる日本の野生動物はコチラです。

Morioka_d30_6742
ワタシの手相は…なかなかイイ線いってるんじゃない?

ツキノワグマです。

ツキノワグマは本州や四国に分布しているクマ。最近では里山の荒廃や、
森林の減少などで、ツキノワグマが人里まで下りてきて、人間と遭遇
したり、畑を荒らすなどをして「危険」「害獣」というイメージが
強くなっていますが…でも、本来は森の中で草木の葉や木の実、昆虫
などを食べている、平和的な動物なのです。

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コンクリートの上は、涼しいねぇ。

こんなノンビリとした姿を見ると、とても人を襲うとは思えません。
もっとも、人を襲う場合は自らや子供の身を守るため。野生のクマは
人を避けるものだそうです。

盛岡市動物公園には3頭のツキノワグマが1つのパドック内にいて、
3頭ともお腹を上にしてゴロ~ンと寝転がっていました。

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今日も朝から暑くて、やってられないわー。

ちなみにこの3頭は全てメスでして…

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ツキノワグマだから…こんな名前なのですね。

女子なのに(!?)、3頭とも何とも大胆な寝姿です。

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あら、見てたのね?

まぁ、相手がツキノワグマなので「男子」も「女子」もないのですが、
「女子だ」と知りながらここまで大胆な姿を見ると…

私自身も果たしてレンズを向けて良いのかどうか、ちょっと迷いました。

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はぁ、やっぱり暑い日は水風呂に限るわぁ…

さて、日本生態園を過ぎると「ビクトリアコーナー」があります。
盛岡市とカナダのビクトリア市が姉妹市提携をしている、ということで、
ビクトリア市から贈られた動物たちがいるコーナーです。

今回、盛岡市動物公園を訪問するにあたって、楽しみにしていたのが、
ここで「カナダカワウソ」と「ピューマ」に会うことでした。

以前、私のブログの中でカワウソをご紹介したことがありました。
(その記事はコチラ→「妖怪!?カワウソ」)
そこでご紹介したのはコツメカワウソ。日本の動物園でのカワウソは、
ほとんどがそのコツメカワウソで、カナダカワウソを展示している所は
とっても少ないのです。

いちばん興味があったのは、ツメの大きさ。
コツメカワウソはツメが小さいから「コツメ」という名前です。
では、その他のカワウソのツメの大きさは…!?

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ムニャムニャ…ツメの大きさ?

案の定というか、予想以上にというか…ツメがけっこう大きい!
なるほど、だから「コツメカワウソ」なんだな、と、カナダカワウソを
見て納得できました。

このカナダカワウソ、木陰に自分で葉っぱを集めてフカフカのベッドを
つくり、気持ち良さそうに寝ていました。

しばらく待っても、いっこうに動く気配がないので、いったんその場を
離れて、帰り際にもう一度立ち寄ってみたら…

Morioka_d30_6912
え?もう帰っちゃうの? これからが楽しいのに~

やはり、カワウソは泳いでいる姿が楽しそうでイイですね。
暑い日だっただけに、私も一緒に泳ぎたくなってしまいました。

Morioka_d30_6907
カワウソは、泳ぐからカワウソなんだよー。

そのカナダカワウソのお隣には、ピューマの夫婦が…

Morioka_d31_1680
ナンだよぉ、そんなにアップで撮るなよぉ…

そうですよね、いきなり大きなレンズを向けてスミマセンでした。

大きなレンズを向けて、といえば、コチラ。

Morioka_d30_6814_2
な、なんなんだ、あの巨大なモノは!?

望遠レンズを向けたら、いきなり警戒されてしまったプレーリードッグ。
(以前にプレーリードッグをご紹介したブログはコチラ
でも、その後足で立つ姿は、なんともカワイイものです。
あまりにカワイイので、しつこく写真を撮っていたら…

Morioka_d30_6888
レンズ、こわいよぅ…

最後はお尻を向けられてしまいました。
プレーリードッグさん、ごめんなさい。

最近、どこの動物園にでもあるのが「子供どうぶつ園」です。
ヤギやヒツジ、場所によってはウサギやミニブタなどが放し飼いに
なっていて、直接触れることができるコーナー。

動物園の中で、ここほど動物の至近距離に近づける場所はないので、
子供ではないけれど、私も必ず立ち寄る場所です。

盛岡市動物公園の子供どうぶつ園には、ヤギがたくさん。
中でも子ヤギはやっぱり可愛いものです。

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ストレッチ体操、しなくちゃ。

よく観察していると、ヤギたちにもいろいろと個性があって、やたらと
近づいてきて人懐っこいヤギや、近寄ると逃げてしまうヤギ…そして、
電車ごっこをするヤギも!?

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電車じゃなくて、モノレールのつもりなんだけど

いやはや、実にいろんなヤギさんたちがいるものです。

さて、園内を回っていたらお腹が空いてきました。園内にはお弁当を
広げて食べることができるあずま屋や広場が随所にあり、ピクニック
気分を楽しめるのですが…お弁当など用意していない私は、園内にある
レストランで食べることにしました。

動物園のレストラン、定番メニューといえばコチラ。

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なかなか、ボリュームがあります。暑い日はカレーですよね。

レストランでカツカレーをほお張っていたら、近くから突然「ワハハハ」
という大きな笑い声が…

「な、なんなんだ!?」と飛び出してみたら、その声の主はコレでした。

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笑っているワケじゃないんだけどねー

あー、ホントにびっくりした。
ワライカワセミはオーストラリアに分布する、カワセミの仲間では最大の
鳥ですが、こんな声をオーストラリアの森の中で聞いたら、さぞかし
ビックリすることでしょう。本当に、笑い声(それも大笑い)に聞こえる
のですから。

さて、カツカレーでお腹がいっぱいになったら、動物園のいちばん奥の
アフリカ園へ行ってみることにしましょう。

アフリカ園といえば、主役はやはりコチラ。

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こんにちは、アフリカゾウのマオです。

まだまだ小柄なアフリカゾウのマオちゃん、8歳です。パドックの中を
軽快に小走り(?)していました。

メスのアフリカゾウの子供といえば、愛媛県立とべ動物園の媛ちゃん。
しばらく会っていないけど、大きくなったかなぁ…そんなことを思いつつ、
マオちゃんがいたパドックの隣に行ってみると、そこでは、

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うーむ、暑い日は泥浴びに限るぞう…

と、オトナのアフリカゾウが豪快に泥浴び中でした。
しかし…すごい勢いで泥を吹きかけるので、背後の壁まで泥だらけです。

そんなゾウの近くでは…

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あ~、涼しいなぁ

シロサイが水に浸かって、涼んでいました。気持ち良さそうだなぁ…

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一緒に、どう?

いや、遠慮しておきます。一緒に入ったら、つぶされちゃいそうだし。

というワケで、とても暑かったこの日。他の動物たちも、みんな大変。

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あぢぃですねぇ~

まぁ、カンガルーのこういう姿は、よく見かけるものですけれど。

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冬には強いんだけどねぇ…

盛岡の冬はとっても寒いのでしょうけど…今は夏ですからねぇ。

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夕方まで、ここを動かないことにしよう…

すっかりと岩と同化しながら、寝ているイノシシでした。

動物たちのほとんどが開放型で展示されていて、観察しやすい盛岡市
動物公園。木陰や広場も多く、また、ゆったりとしたスペースに動物
たちがいるので、遠足気分でノンビリ過ごすことができます。

次回は、秋の紅葉が美しい季節に訪れてみたいものです。

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また来てね~

◆東北の動物園シリーズはコチラ
 (1)仙台市八木山動物園
 (2)盛岡市動物公園
 (3)秋田市大森山動物園


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