どうぶつえん

2011年7月30日 (土)

【追悼】多摩動物公園のアフリカゾウ『マコ』

日本国内最高齢のアフリカゾウ『マコ』が7月29日に亡くなりました。
推定年齢46歳。1967年にタンザニアよりやってきたメスのゾウでした。

20100515tama_d30_5714_2
遊具で遊ぶアフリカゾウのマコ(2010年5月中旬撮影)

多摩動物公園の発表によると…
マコはここしばらく歩き方がおぼつかなくなり、様子を見ていましたが、
29日朝に呼吸不全により急逝したとのこと。

46歳といえば、僕と同世代。
そして多摩動物公園は、井の頭自然文化園と同様に、
僕が幼少の頃から通い続けた動物園です。

1967年に多摩動物公園にやってきたマコは、
僕が子供の頃から見続けてきたゾウの1頭です。
それだけに、まだまだ元気に活躍して欲しかったのですが…
亡くなったという知らせを聞き、とても残念です。

マコの写真はないかな、と思って探したのですが…
あったのは、後ろを向いたこの1枚を含め、たった2枚だけでした。
訪れた時は、いつも運動場の奥の方にいることが多く、
あまり写真を撮っていなかったのでした。

長い間、数多くの人たちに、夢と安らぎを与え続けてくれたマコ。
天に昇ってしまったのは大変寂しいことではありますが…
命あるものは、必ずそれを全うする時があるものですから。
心から感謝の気持ちを込めて、送ってあげたいと思います。

ありがとう、マコ!

◆日本国内最高齢のゾウは…
井の頭自然文化園(東京都)のアジアゾウ『はな子』

20110522inokashira_d31_9625
64歳だけど、まだまだ元気ですよ~!


ちなみにアフリカゾウとしての日本国内最高齢は…
マコと同居していた、多摩動物公園の『アコ』。
マコと同じく、推定46歳です。

ゾウは長寿の動物です。もっともっと長生きして…
私たちにいろんなことを、教えて欲しいものですね。

多摩動物公園 マコ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年4月 2日 (土)

被災地の動物園 その後

先日、震災に見舞われた動物園への義捐金お願いの記事を掲載しましたが、
その後の状況について動物園に勤める友人や、日本動物園水族館協会の
ウェブサイトに報告がありましたので、ここで紹介させていただくことにします。

Yagiyama_d31_1595
アビシニアコロブス (仙台市八木山動物園)

今回の地震で14の動物園・水族館が被災しましたが、中でも福島県いわき市、
宮城県松島町の水族館と、仙台市の動物園の被害が大きかったようです。

◆福島海洋科学館(福島県いわき市)
地震当時の来館者、スタッフは無事。
施設・水槽には甚大な被害はなかったものの、津波の直撃を受け、地下に
あった電源設備が被害。ライフラインの停止も重なり電源確保ができなくなり、
水槽のろ過、保温、酸素供給ができず魚たちは徐々に死亡。(ほぼ全滅)
アザラシなどの海獣、エトピリカなどの海鳥は鴨川シーワールド、上野動物園に
緊急避難している。(各園が3月16日に引取りに来てくれたようです)
海獣を全て無事に送り出した後、スタッフは施設から全員退避。

◆マリンピア松島水族館(宮城県宮城郡松島町)
津波が押し寄せ、1階部分は1.5mまで水没。来館者、スタッフは無事だったが、
ビーバーが津波にさらわれ、後日保護したものの脱水症状が激しく1頭死亡。
その他の動物・魚たちは無事。
自家発電設備が2階にあったため、電源確保ができている。
ろ過、保温、酸素供給は行われており、水も近くの沼から確保できている。
餌と発電用燃料の確保が当面の問題になっている。

仙台市八木山動物園の状況は、JAZAのウェブサイトに掲載されていた報告を
そのまま掲載することにします。切迫した状況が伝わってきます。
(わかりやすいように、一部加筆修正しています)

◆仙台市八木山動物園からの報告
【3/11/15:10】
とりあえず大丈夫
【3/13/8:40】
新鮮野菜などそろそろ不足してきた
【3/14】
ライフラインのうち電気が復旧、電話(つながりにくい)、メール可能。
水とガス止まったまま。動物園自体は津波の被害も直接は受けていない。
動物も地震で死亡したものいない。
獣舎は崩壊した部分が多々あり、再開時期不明。
【3/15】
水、餌、暖房燃料の在庫かなり厳しい。生鮮、ミルク、パンなど全く無い。
ペレット(草を練り固めて乾燥させた飼料)と乾草、冷凍馬肉(猛獣)、冷凍魚
(ペンギンやツル類用)を通常の半量以下で維持。
水も貯水タンクの残のみで、動物の飲み水のみの使用で1週間分。
水禽(水鳥のこと)ペレットや草食獣用ペレットは4日分。
【3/17】
《水》
断水が続いており、動物の飲み水に限定して貯水タンクの水を使っていたが、
総量270トンのタンクが残30トンと危機的状況になった。
10t給水車を手配でき、3/17よりこの車で30トン/日をタンクに補給している。
しかし、依然として最低使用量を維持している状況で、他の分(獣舎清掃等)
にはまわせない。
《燃料》
ここ数日真冬なみの寒さで仙台でも氷点下が続いている。
燃料の重油が全く手に入らず、1週間程度の残量しかないことから、通常20度
設定の暖房を15度に下げて対応している。
《餌》
水禽ペレや草食獣用ペレがあと数日分でなくなるが、3/18に日動水より補給が
ある予定。(注:日動水より補給=日本動物園水族館協会より救援物資が届く)
現在給餌量を約半量から1/4量に減らしている。
生鮮は牛乳やパンなどは入手できないが青菜やバナナなどが少量入荷しており
類人猿などを中心に与えている。
取引業者が津波でなくなったところもあり今後の調達は不透明だが、短期、中期
では少しづつ目処が立ってきた。
《職員》
ガソリン不足で園に泊まって勤務している方、家がなくなりまだ出勤していない方
など様々。ご親族を亡くされた方もおられる模様。

福島の水族館では、電源が失われたことによって徐々に死んでいく魚たちを
ただ見守ることしかできなかったスタッフを思うと、とても辛いものがあります。
八木山動物園は燃料、水、飼料が不足し、一時は本当に「危機的な状況」まで
陥りながらも、何とか動物たちの生命をつなごうとしていた動物園スタッフの
緊迫感が伝わってきます。

この他、地震直後は物流網の寸断により秋田市大森山、盛岡市動物公園、
日立市かみね動物園でも飼料が入手困難になり、各地の動物園からJAZAを
通して支援物資が送り届けられたようですが、ふくしま海洋科学館の魚たちと、
マリンピア松島水族館のビーバー以外には、地震によって死亡した動物たちが
いなかったというのは幸いでした。

Yagiyama_d30_6496_2
レッサーパンダ (仙台市八木山動物園)

友人が勤める動物園は、被災地から遠く遠く離れた四国地方にあるのですが、
その動物園からも、支援物資を満載したトラックを何回か送り出したとのこと。
友人の話によれば、今回の震災でいち早く動物園救援に立ち上がったのが、
震災を経験している関西の動物園だったそうです。

日本では終戦後、戦災をまぬがれた動物たちが各地を巡り、戦争で疲弊した
人々の心を癒し、元気付けたのだそうです。

動物たちにはそうした力があります。
支援を惜しまなかった各地の動物園や、義捐金を寄せてくださった人々にも、
「少しでも早く再開して、被災地の人たちを元気付けてほしい」という思いが
あるのだろう、と思います。

そして、施設に被害が出て休園していた「かみね動物園」(茨城県日立市)が、
園の再開にあたり「動物園にできること、それは動物に接してもらうことです」と
園長がブログで書いていたように、「こういう時だからこそ、動物園を開園する」
という思いで開園を急いだり、計画停電の影響がある中でも開園し続けてきた
首都圏の動物園の皆さんには、胸が熱くなる思いです。

この危機を乗り越えて、被災地の動物園が再開し、震災で疲れた人々の心に
元気を与えてくれる日がやってくることを、望んで止みません。
その日のために、私もできる限りの支援を続け、再開した時には再び北関東、
東北各地の動物園を訪れてみたいと思います。

Yagiyama_d31_1532_2
アミメキリン (仙台市八木山動物園)

■昨年夏に、東北の動物園を訪れた時の記事はコチラです■
東北の動物園(1) 仙台市八木山動物園
東北の動物園(2) 盛岡市動物公園
東北の動物園(3) 秋田市大森山動物園

■日立市かみね動物園を訪れたときの記事はコチラ■
いつも一緒だね クロサイのサニー

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2011年3月17日 (木)

【支援をお願いします!】被災した動物園が…!!

今回の東北地方太平洋沖地震では、東北の動物園も被災しました。

西日本の動物園に勤務している私の友人から、
◆福島の水族館『アクアマリンふくしま』では、緊急用の電源が尽きて、
 他の水族館に避難できなかった魚が全滅。
◆仙台市の八木山動物園では、暖房用の燃料が不足。それどころか
 水と飼料も間もなく底をつき、物資も届かない状況。
◆全国の動物園では、被災した水族館・動物園への支援飼料の輸送、
 動物避難の受け入れを開始している。
…という情報が3月17日に入りました。

大震災や原発事故で被災された方々への支援が重要であることは
言うまでもありませんが、一方で被災した動物たちも「生命の危機」に
あることもまた事実です。

私たちには、動物園へ支援物資を送ることは難しいことですが、
義捐金という形で動物たちを支援することが可能です。

動物を愛し、いつも動物園の動物たちと向き合っている私としては、
被災地の方々への支援と同様に、被災動物たちへの支援をして、
日ごろの恩返しをしたいと思います。

動物を愛する皆様におかれましても、ぜひご協力をお願いします!

【日本動物園水族館協会(JAZA)ウェブサイト】
http://www.jazga.or.jp/

【JAZAからの「支援のお願い」】←PDFファイルです
http://www.jazga.or.jp/siryo/shien_h23_03_14.pdf

【被災動物園・水族館への義捐金受付口座】
みずほ銀行 上野支店 普通預金 4180763
社団法人日本動物園水族館協会見舞金
(2011年6月30日まで開設)

■昨年夏に訪れた仙台市八木山動物園の様子はコチラ
「ポレポレで行こう!」 東北の動物園(1)仙台市八木山動物園

※この情報はもちろん正しい情報に基づいております。
 (上記の日本動物園水族館協会サイトにてご確認ください)

Yagiyama_d31_1589
(アビシニアコロブス 仙台市八木山動物園)

★被災した動物園の「その後」について追記しました。
 詳しくはコチラ

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2011年2月23日 (水)

雪の動物園 秋田市大森山動物園

昨年の8月に秋田市にある大森山動物園を訪れた際に、この動物園が
冬も開園しているということを知り、ずーっと気になっていました。

雪国でも冬季開園をしている動物園は、決して珍しくはないのですが、
冬の開園の案内に載っていた「雪の中で遊ぶカピバラ」の写真を発見。
「寒さに弱くて、冬には温泉に浸かるカピバラもいるというのに…」と
思った私は、その「雪の中で遊ぶカピバラ」を実際に見てみたくて、
日帰りでクルマを飛ばし、往復1300km走り秋田まで行ってきました。

R0015771
冬の大森山動物園 正面ゲート

秋田市内は、ここのところまとまった雪が降らなかったせいもあり、
思ったほど雪は積もっていませんでしたが、それでも正面ゲートは
昨年夏に来たときと様子がまったく違います。
(夏の大森山動物園の動物たちの様子はコチラへ!)

Ohmoriyama_r0013391
昨年夏に訪れた際の、大森山動物園正面ゲート

秋田市民に愛され、短い生涯を終えた義足キリン「たいよう」の像も
雪の中に立っていました。

Ohmoriyama_d31_8229
たいよう君の像も、雪の中です…

真冬の動物園は何度も訪れたことがありますが、雪国の冬の動物園は
今回が訪れるのは初めてです。動物たちはいったいどんな様子なのか、
わくわくしながら動物園に入ってみました

Ohmoriyama_d30_3492
なに?東京から日帰りだって?よく来たねぇ(アライグマ)

昨年訪れた際に、「暑い~!」とダウンしていたアライグマさんが、
早速出迎えてくれました。フカフカの毛のせいか、とても元気です。

訪れたのは2月中旬の土曜日。
この日は日中の最高気温が4℃と、決して暖かくはないものの晴天で、
日なたはちょっぴり暖かささえ感じる陽気でした。

もともとロシアのシベリアに住み、寒さに強いアムールトラさんは、

Ohmoriyama_d30_3665
秋田の雪?そんなのへっちゃらだよ。(アムールトラ)

…と、雪も寒さも意に介さぬ様子で、平然と歩き回っていましたし、
やはり寒さが厳しいアラスカに住むシンリンオオカミさんも、

Ohmoriyama_d30_3614
雪は冷たくて気持ちがいいねぇ (シンリンオオカミ)

…と、冷たい雪の上で元気よく(?)ゴロンゴロン転がっていました。

まぁ、そうした「もともとが雪国育ち」という動物たちは生き生きと
していることは想像に易いことですが、雪とは縁がない動物たちは、
いったいどうしているんでしょう?

Ohmoriyama_d31_8342
雪?そんなの、平気だよ! (アミメキリン)

そうなんです、意外と動物たちは雪を楽しんでいる様子。
あんまり寒そうにしている様子はありません。

Ohmoriyama_d30_3674
雪はフカフカして、楽しいんだよね~ (アミメキリン)

まるで雪の感触を楽しむかのように、アミメキリンさんは放飼場を
元気に走り回っていました。

この元気なアミメキリンの横には、アジアゾウもいるのですが…

Ohmoriyama_d30_3804
秋田のゾウたるもの、雪ごときには負けませんよ。(アジアゾウ)

これまた平気な様子です。ここのアジアゾウはカップルなのですが、
驚いたのはもう1頭のメスのゾウの方で…

Ohmoriyama_d30_3802
ここはちょっと、さすがに冷たいかなぁ… (アジアゾウ)

このアジアゾウが入っているのは、なんと氷が張ったプール!
短い時間でしたが、こんな所に浸かっている姿を見てビックリです。
秋田にいたら、ゾウが進化してマンモスになりかねません。

そんな、雪の中で元気いっぱいの動物たちがいるかと思えば、

Ohmoriyama_d31_8406
お~、寒っ! 秋田の冬はこたえるねぇ… (チンパンジー)

このチンパンジー親子、最初はこうして縮こまっていたのですが…

Ohmoriyama_d31_8436
雪って、どんな感じなのかな?

と、雪に興味を持った子どもが、雪遊びを始めました。

Ohmoriyama_d31_8438
ちょっと口を付けてみよう…

Ohmoriyama_d31_8441
お~っ、冷たい!!

最初は恐る恐る、雪を触ったり食べてみていたチンパンジーの子ども。
そのうち、だんだん感触がつかめてくると…

Ohmoriyama_d31_8456
少しだけ、食べてみようかな!?

Ohmoriyama_d31_8457
ん? んん? むむむ???

Ohmoriyama_d31_8462
なかなか、冷たくて気持ちいいじゃない!

…といった感じで、雪を楽しんでいる様子。
このチンパンジーくん、何度かこんなことを繰り返し、最後には…

Ohmoriyama_d31_8522
えいっ! もっと大きい雪のかたまり、いってみよう!!

Ohmoriyama_d31_8524
あんぐっ!!

と、大きな雪をかたまりを食べて遊んでいました。
(しかしその後、あまりの冷たさに口から吐き出していましたが)

どうやら、動物たちは雪をそれなりに楽しんでいる様子です。

さて、南米生まれで寒さに弱く、冬はお風呂に浸かることもある
カピバラさんたちは、いったいどうしているんでしょう。
冬のカピバラさんといえば、この姿が脳裏から離れないのですが…

Nagasakibp_d30_0378
この姿から、雪の中のカピバラはとても想像できません。
(長崎バイオパークのカピバラ)

※お風呂に浸かるカピバラさんのお話はコチラへ!

カピバラさんはモッコリした姿で、温かそうな毛皮をまとっている
ように見えますが、カピバラさんの毛はタワシのように硬くて粗く、
保温性が良いとお世辞にも言えません。

Nagasakibp_d30_0116
冬は、こうして日なたぼっこをするのが、カピバラの流儀だよ。
(長崎バイオパークのカピバラ)

そんなカピバラさんが雪の中で遊ぶなんて…と半信半疑で園内奥に
足を進めてみると…

R0015813
案の定、カピバラの運動場は雪に埋もれていましたが…

出入り口の扉は開いているものの、カピバラの姿は見えません。
「さすがにこれじゃ、出て来ないかなぁ」と、諦めかけた頃…

Ohmoriyama_d30_3828
お、けっこう積もっているねぇ

カピバラさんが、出入り口からひょっこり顔を出してきました。
そのうち2頭が出てきて、まるで雪に大喜びしている子どものように、
雪のない部分を全力疾走で駆け回り始めます。
カピバラの大ファンの私も、今まで多くのカピバラを見てきましたが、
こんなに「全力疾走」するのは初めて…というくらいの「疾走」です。

Ohmoriyama_d30_3871
雪だね! 雪は楽しいよね!!

そうしているうちに、やがて1頭が恐る恐る(?)雪に足を突っ込み…

Ohmoriyama_d30_3835
ん?雪はけっこう冷たい…ぞ?

最初は前足を突っ込んだだけで、「冷たい!」と思ったのかスグに退却。
しかし、どうやら雪への興味は失せないらしく、しばらくしたら…

Ohmoriyama_d30_3837
んー、もう1回、雪に入ってみようかな。

Ohmoriyama_d30_3839
ん?柔らかくて、気持ちいいぞ?

Ohmoriyama_d30_3844
ズボっ!

Ohmoriyama_d30_3845
もう一歩、行ってみようかな。

Ohmoriyama_d30_3846
よいしょ!

Ohmoriyama_d30_3850
ズボっ!

Ohmoriyama_d30_3851
ん~、なかなか楽しいではないですか!

Ohmoriyama_d30_3860
し、しかし、やっぱり足が冷たくなってきた…

Ohmoriyama_d30_3865
これは、ひとまず退却だね (…と、後ろに下がっていく)

Ohmoriyama_d30_3870
ひゃ~、冷たかったぁ… (けど、楽しかった~)

雪には興味津々、でも、やっぱり冷たい。
そんな感じで、少し雪に入っては退却して日なたに避難してみたり、
部屋の中へ温まりに行ったり…を数回繰り返していました。

そして最後に、意を決した1頭が、

Ohmoriyama_d30_3881
えいっ!

…と、なんと小高い「雪山」へジャンプして雪山登山(?)を開始。

Ohmoriyama_d30_3886
よいしょっ!

雪に埋まりながら、どんどんと雪を登っていきます。

Ohmoriyama_d30_3888
どっこらしょ!

途中で、もう1頭のカピバラさんが…

Ohmoriyama_d30_3891
大丈夫?無理しないで、戻ってきなよ

と、心配して見に来ましたが、そんなことは意に介さず、

Ohmoriyama_d30_3897
まだまだ、行きますよー!

…と、元気よく雪中行軍を始めます。

Ohmoriyama_d30_3898
よっこいしょ!

Ohmoriyama_d30_3905
どっこいしょ!

Ohmoriyama_d30_3906
ズボッ!

…と、かなり雪に埋まりながら進んだところで、

Ohmoriyama_d30_3908
やっぱり、足が冷たくなってきた…

と、やはり足とお腹が冷たくてたまらなくなった様子。
方向転換して、退却を始めます。

Ohmoriyama_d30_3912
あ~、冷たい冷たい…

Ohmoriyama_d30_3916
退却、退却~!!

…と、本日の「雪の大冒険」は終了しました。

寒さに滅法弱いカピバラさんが、こんなに雪の中に入っていくとは
ちょっと驚きでしたが、その様子から見ると、寒さには弱いけれど
雪には興味津々。その好奇心の誘惑には勝てず…といった感じです。

雪国に住む人にとっては、雪は時に大変なやっかいモノになるし、
雪国に住む野生動物にとっては、雪はすべてを覆い尽くしてしまい、
生死をも左右しかねない重大事ですが、動物園の動物たちにとって、
雪はもの珍しく、好奇心をそそられるものなのかもしれません。
その楽しむ様子は、まるで雪遊びをしている子供たちのようでした。

Ohmoriyama_d30_3826
雪だよ、雪だよ!遊ぼうよ!!

キリンやゾウが雪の中にいる…
それは野生の環境ではまずあり得ない状況ですし、そうした状況を
動物園で見せるのはいかがなものか、という声はあると思います。

確かに、そうした展示は「動物たちの本来の姿」ではないですが、
それを言い出したら、寒い冬だけでなく暑い夏もある日本において、
年中気温がほぼ一定のサバンナや、暑い熱帯、寒い北極圏に住む
動物を動物園で展示すること自体が、ナンセンスなことになります。

そう考えるのではなく、むしろ動物たちの好奇心の豊かさに驚き、
意外と広い適応能力を実際に見るというのが、「動物たちを知る」
ということにつながり、生態の理解を深めていくことだと思います。

Ohmoriyama_d30_3874
僕は雪の中の方が生き生きしているよ!(レッサーパンダ)

冬が長い雪国では、動物園の動物たちも雪に閉ざされてしまいます。
ずっと屋内にいると、むしろその方がストレスになるでしょうから、
雪の中で駆け回るのは動物たちにとっても良いことなのでしょう。
「せっかくだから、その楽しんでいる様子を見てもらおう」という
動物園の思いは間違ってはいない、と私は思います。

もっとも、こうした「雪の動物園」のような特別な状況の下では、
動物たちが雪の中で遊ぶのは限られた時間で、気象条件や体調に
よっては外に出さないこともあるそうです。

今シーズンの大森山動物園の「雪の動物園」は、2月いっぱいで
終了になってしまいますが、北海道をはじめ東北地方の動物園で
「雪の動物園」を実施していますので、次のシーズンにはぜひ、
雪国の動物園を訪れてみてください。

きっと、動物たちの生き生きとした姿に驚くと思いますから…

Ohmoriyama_d31_8240
生き生きとしているからね、きっと。(アムールトラ)

※雪国の動物園は公開日が限定されていることが多いようです。
 行かれる際には、必ず事前に開園日を確認してください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年1月26日 (水)

2011年のカレンダー(1月)

前回は、今月のカレンダーについてご紹介すると申し上げながら…
結局は表紙に使ったウサギさんで終わってしまいました。

というワケで、今回は1月のカレンダーを紹介いたします。

2011年1月のカレンダーはコチラです。

January
1月は長崎バイオパークのカピバラさんです。

例年、12月に入るとカピバラの話題がニュースに登場してきます。
なぜ12月?それは、12月になるとこんな光景が見られるからです。

Nagasakibp_d30_0402
いい湯だな… (長崎バイオパーク)

あまりにも絵になる姿だけに、カピバラの露天風呂は「冬到来」の
風物詩として、ニュースに取り上げられることが多いのです。

この露天風呂の様子については、昨年にも紹介をさせていただき、
驚くほどのアクセスをいただきました。今シーズンもまた露天風呂の
話題がニュースに出るようになると、このカピバラの露天風呂の記事
へのアクセス数が急上昇し、相変わらずの人気ぶりが伺えます。

昨年12月にも「カピバラファンの聖地」と言われる長崎バイオパークへ
カピバラ露天風呂の撮影に行き、別のブログ「一枚の動物写真」でも
紹介させていただきましたが、その様子が「癒される」と大人気です。

Nagasakibp_d30_0319
お風呂もいいけど、打たせ湯も最高だよ! (長崎バイオパーク)

カピバラの露天風呂…私が初めて見たのは伊豆のシャボテン公園です。
当初はカピバラはこんなに人気がある動物ではなく、むしろマイナー
とも言える地味な存在でしたが…

Izushaboten_dsc_9754
ここが元祖(?)カピバラの湯です~ (伊豆シャボテン公園)

現在では、長崎バイオパークや埼玉県こども動物自然公園などでも、
露天風呂の光景が見られるようになりました。

Saitama_d31_7328
埼玉のお風呂は、カピバラ界で最大級!
(埼玉県こども動物自然公園)

ただ、カピバラの露天風呂がニュース等で取り上げられるようになると
「カピバラ=露天風呂」というイメージが固定化してしまい、なんだか
「流行(はやり)もの」という存在になってしまったような気がします。

Nagasakibp_d30_0109
カピバラ露天風呂は、季節の風物詩になったような気がします
(長崎バイオパーク)

露天風呂に入るカピバラだけが、カピバラの魅力ではナイのに…

そんな思いから、カレンダーには露天風呂に入るカピバラを使わずに、
カピバラが何気なく見せてくれた可愛い姿を使うことにしました。

Nagasakibp_d30_0084
お風呂だけが、カピバラのすべてじゃないもんね。
(長崎バイオパーク)

カピバラの生態については、過去の記事を参考にしていただくとして…

今回、別のブログ「一枚の動物写真」でカピバラを特集したときに、
いろいろな方からこのようなコメントをいただきました。
「枕にしてみた~い」
「一緒にお風呂に入りたい!」

たぶん、このなんとも言えないノホホンとした癒し系の姿から、そんな
コメントをいただいたのだとは思いますが…

実際には、
「枕にしてみた~い」
→カピバラの毛はタワシのように硬くて太いので、枕にすると痛いです。
「一緒にお風呂に入りたい!」
→カピバラはお風呂に入ると気持ちよくて、ウンチをしてしまいます。
…ということから、どちらもあまりオススメできません。

Saitama_d31_7307
でも、寒い日は一緒に入りたいでしょ?(埼玉こども動物自然公園)

とはいえ、カピバラさんは何をしても、どんな姿を見ても「癒される」
動物のNo.1だと思います。お風呂シーズンだけでなく、いつでも会いに
行っていただき、カピバラ気分になって心をホッコリさせてくださいね。

Nagasakibp_d30_0103
一緒にのんびりしようよ! (長崎バイオパーク

January

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年1月19日 (水)

2011年のカレンダー(表紙編)

話題としてはちょっと遅い話で恐縮なのですが…

例年、自分で撮った動物たちの写真を使った卓上カレンダーを作り、
お世話になった方々に差し上げています。

動物カレンダーも今回で4年目。「楽しみにしていました」と喜んで
いただける方がいらっしゃるのも、とても幸せなことです。

昨年のカレンダーは、このブログでも紹介させていただきましたが…
今年のカレンダーも昨年12月に作りました。

この動物カレンダー作りは、その年に出会った動物たちに思い出す
とても良い機会です。動物園で動物の写真を撮られている方たちの
ブログを拝読すると、中には年間100回以上も動物園へ足を運んで
いらっしゃる方もいるので、私などは「まだまだだなぁ」と思いますが、
それでも昨年は北は秋田の大森山動物園から南は長崎バイオパークまで、
さまざまな動物園へ延べ36回足を運びました。

Ohmoriyama_r0013391
それぞれの動物園に、それぞれの魅力がありました。
(秋田市大森山動物園の入口)

特に昨年の夏は猛暑だったので、動物たちにとっても、私にとっても
過酷な状況で撮影をしていたことは、思い出深く残っています。

Kofuyuki_d31_2713
暑い中、よく撮影したもんだねぇ
(アジアゾウ 遊亀公園附属動物園・山梨県甲府市)
※この撮影のとき、甲府市の気温は37℃でした

そうした動物園めぐりで出会った動物たちの数々…

膨大な写真の中から12枚を選ぶために、すべての動物たちの写真に
目を通していると、それぞれの動物園の様子や動物たちの様子などが
思い出されてきて、とても楽しいものです。

もちろん、動物たちは私のことなど微塵にも記憶にないとは思いますが、
私から見れば、動物たちとの出会いひとつひとつが素敵なものだったと
思います。

そんな出会いの中から選んだ13枚の写真(表紙を入れると13枚です)

かなり私自身の思い入れがあるので、必ずしも「素敵な写真」だとは
言えないものですが、そんな動物たちの写真を使ったカレンダーを、
毎月1枚ずつ紹介させていただこうと思います。

…というワケで、今月は1月のカレンダーの紹介です。

と、その前に。

まずは表紙を紹介しなければなりません。

表紙にもちゃんと動物がいるのですから、紹介させていただかないと
その動物にも失礼ですから。

Hyoshi
表紙は、やはりウサギさんです。

今年は卯年…ということは、昨年のかなり早い段階から意識していて、
早くから「カレンダーの表紙と年賀状用のウサギさんの写真を…」と
行く先々でウサギの写真を撮っていました。

ところが、これまでほとんどウサギを撮ったことがないので、どうも
うまくいかない…可愛く撮ってあげることができないのです。

Nasuanimalkd_d31_0612
可愛く撮れないなんて、困るじゃないの!
(ドワーフホト 那須どうぶつ王国・栃木県)

実は、私はイヌやネコやウサギといった、いわゆる「ペット」となる
動物をほとんど撮ったことがありません。イヌ嫌いでもネコ嫌いでも、
ましてやウサギ嫌いでもないのですが…

「人に身近な動物は撮らない主義」なのか?と言う訳でもありません。
だって、家畜となるヤギやヒツジの写真を撮るのは大好きですから。

Morioka_d31_1692
ヤギの写真、けっこう多く撮っているもんね
(ヤギ 盛岡市動物公園)

なぜなのかな、とよく考えてみると…
自分にとって「身近すぎるから」なのかもしれません。

私は物心ついた頃から、ネコと一緒に暮らしてきました。
今は住まいの関係でネコとは一緒に暮らしていませんが、これまでの
人生45年の内で20年余りをネコと共に過ごしてきたものですから…

私にとってネコは「可愛い」という存在以上に兄弟みたいなもので、
ネコを見ても「動物」とは思えないのです。

Nagasakibp_d30_0476
動物とは思えないなんて…でも、兄弟なんだニャ?
(ネコ 長崎バイオパーク)

そんな意識が実はイヌやウサギに対してあって、彼らを見てもやはり
「動物」とは思えず、動物写真として撮ろうとすると、妙な戸惑いを
感じてしまうのです。

Ohmoriyama_d30_6999
オオカミは撮るのにイヌは撮れないなんて…意識のしすぎ?
(シンリンオオカミ 大森山動物園・秋田市)

…そうですね、確かに意識のし過ぎかもしれません。
まだまだ動物写真の修行が足りない、と言えるのかもしれませんね。

Nasuanimalkd_d31_0599
ちゃんと可愛く撮ってよね!
(ポメラニアン 那須どうぶつ王国・栃木県)

昨年は何枚もウサギの写真を撮ったものの、「可愛く撮れない…」と
悩めば悩むほど「ウサギは難しいなぁ」ということになり…

結局、ウサギの写真は数多く撮ったけれど、いまひとつ納得できる
写真は少なく、「ウサギを撮らなくちゃ」と思い始めて最初に撮った
千葉県のマザー牧場のウサギさんの写真を、表紙に使いました。

Nagasakibp_d30_0255
どんな動物でも、ちゃんと撮れるようにならなくちゃね!
(アンゴラウサギ 長崎バイオパーク・長崎県)

卯年のカレンダーを作るにあたり、いきなり表紙の写真選びの段階で
「うーん、もっともっと修行しなくちゃ」と、翌年への思いを新たに
したのでありました。

そんなこんなで始まったカレンダーですが、表紙のお話でずいぶんと
長くなってしまいました。本当は今回、1月のカレンダーのお話を
しようかと思っていたのですが、それは来週にすることにしましょう。

Nasuanimalkd_d31_0608
ネコも、上手に撮れるようになりましょう!
(ペルシャネコ 那須どうぶつ王国・栃木県)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月 8日 (水)

小さな動物園から(3) 甲府市遊亀動物園(Part2)

さて、今回も甲府市遊亀(ゆうき)動物園のご紹介です。

前回は遊亀動物園の歴史と、園内の前半までのご紹介をしました。
今回は、遊亀動物園のいよいよ核心部(?)に迫ります。

Kofuyuki_r0013675
「小さな動物園から」という割には、2回連続なんだねー
(by ベネットアカクビワラビー)

ま、そう言わず…個人的にとっても気に入ってしまった動物園なので、
もう1回お付き合いいただければ幸いです。

さて、前回は「子供どうぶつえん」までをご紹介しました。
今回はさらに、その奥に続くゾーンへ行ってみることにしましょう。

次のゾーンで最初に出会うのは、ゴマフアザラシです。

遊亀動物園のゴマフアザラシ、てんちゃんは、1982年生まれ。
ゴマフアザラシとしては「おばあちゃんアザラシ」です。
説明によると、もう悠々自適(?)の生活で、いつもお昼寝をして
余生を楽しんでいるようです。

この日も、プールの水面から顔だけを出して…

Kofuyuki_d30_7269
長生きしなくちゃね…

気持ち良さそうに寝ていました。

あまりによく寝ているせいか、顔に藻が生えています。レンズ越しに
顔を見ていて、拭いてあげたくなっちゃいましたが…

さて、このゴマフアザラシがいるゾーンは、遊亀動物園の最奥部。

Kofuyuki_r0013683
楽しい動物たちがたくさんいますよ!

なんとココには…ライオンやベンガルトラがいるのです。

Kofuyuki_r0013688
ん?おいらがベンガルトラだけど?

Kofuyuki_r0013689
今日は静かだねぇ…暑い日は、お客さんも少ないし。

それぞれのケージは、決して大きくはないものの、かなり近くで見る
ことができるので、けっこう迫力があります。

Kofuyuki_r0013690

トラはライオンは、その習性からおしっこを飛ばす(マーキングする)
ことがあり、動物園によってはお客さんにおしっこがかかるのを防ぐ
ために、柵をアクリル板で覆ったり、あるいはお客さんからの距離を
離して展示したりするのですが…

ここは、ただ単に看板があるだけ。

Kofuyuki_r0013691
要するに「自己責任で…」ということですね。

これで良いのだと思います。

動物園によっては、来園者とのトラブルを防ぐためか、過剰に覆ったり、
距離を離したり、細かい柵を付けたりするところがありますが、そんな
ことをしたら動物との距離が遠くなるばかり。

ある程度の安全確保は必要だとは思いますが、そのために動物の存在が
遠のいてしまったら、本末転倒だと思います。

その点では、ここ遊亀動物園は動物たちが適度に近い距離にあって、
とても好感が持てる動物園です。

さて、この辺でだんだんお腹が空いてきました。

遊亀動物園のいちばん奥には、こんなお店があって…

Kofuyuki_r0013685
売店と食堂を兼ねたお店です。

たたずまいが、なんとなく懐かしい感じです。

暑いこともあって、休憩を兼ねてお昼をここで食べることにしました。
壁に貼られたメニューを見て、「ひや麦」か「ざるうどん」か迷って
しまいましたが、最終的に「ざるうどん」を頼んでみました。

Kofuyuki_r0013699
いかにも涼しげな、ざるうどん!

猛暑の中で食べる、冷たいざるうどん…もう、天国です。
ツルツルっと、ノド越しを楽しみながら美味しくいただきました。

食べたあとは「はぁ~っ」としばし休憩して、再度撮影開始ですっ!

…と思って、食堂の横でさっそく、こんな看板を発見。

Kofuyuki_r0013695
ロバの「ろばお」とは…なんともシンプルな名前です。

「人なつっこい」と聞いたら、そばに行かずにはいられない私です。
さっそく、ろばお君に「ろばお~!」と声をかけてみました。

Kofuyuki_d31_2579
ろばおだど~

ろばお君、さっそく「人懐っこさ」を発揮!?

看板に「かむこともあります」とあるとおり、時々「ガブッ」と
かみつく仕草も見せますが、それにひるむことなくゆっくりと
「ろばおく~ん」と声をかけ続けると…

Kofuyuki_d31_2588
仲良くしてくれる?

ろばお君は近寄ってきて、金網越しに体をすり寄せてきます。
声をかけながら金網越しになでてあげると、とても気持ち良さそうな
表情を見せてくれて、なかなか離れようとしません。

でも…「気まぐれ」なろばお君。
ある程度満足すると、今度は勝手にゴローンと寝転んでしまいました。

Kofuyuki_d31_2595
なでてもらったら、眠たくなっちゃった。

ま、その気持ちもわかりますけど…この炎天下で、熱い地面に
寝転んだら、暑くないのかなぁ。熱中症にならないか心配でしたが。

Kofuyuki_d30_7380
むにゃむにゃ…いつもやってるから、大丈夫。

なかなか楽しいろばお君でした。

さて、午後になって気温はどんどん気温は上昇。動物たちも、かなり
堪えているようです。

マゼランペンギンは…

Kofuyuki_d31_2591
心頭滅却すれば…いや、それでも暑い!

アメリカンビーバーは…

Kofuyuki_d30_7383
…完全にノビてま~す。 (by アメリカンビーバー)

ちなみに私も、目に汗が入ってきて、写真を撮るにも支障が出るほど
でした。ひたすら水分を摂りながら、撮影を続行します。

遊亀動物園のいちばん奥のゾーンの、さらにいちばん奥に行くと…

遊亀動物園のハイライトとでも呼ぶべき動物たちに出会いました。
それは…2種類のヤマアラシです。

2種類のヤマアラシとは、「カナダヤマアラシ」と「アフリカタテガミ
ヤマアラシ」のこと。

Kofuyuki_d30_7359
ワタシがアフリカタテガミヤマアラシ。なんだか長い名前ねぇ…

アフリカタテガミヤマアラシは、地面で寝ていたのでスグにわかった
のですが、カナダヤマアラシが見当たりません。

その代わり「フンが落ちてくるのでご注意ください」との看板が。

「え?落ちてくる!?」と思って上を見上げてみたら…
いました、いました!頭上はるか、高さ10mはあろうかという松の木
の上で、カナダヤマアラシは涼んでいました。

Kofuyuki_d30_7299
はぁ、木の上は涼しいねぇ

この写真だと、木の上であることがよくわかりませんが…この写真は、
松の木の下に立ち、真上に向かって撮ったものです。看板のとおり、
ここでフンをされたら直撃コース上にあたる位置です。

もう少し引きで撮れば良かったのですが、極端な逆光で補正しきれず、
止む無くアップで撮影しています。

このカナダヤマアラシの寝顔が、けっこうカワイイ。
そして、この木の上で寝相が変わるのが、また楽しいのです。

Kofuyuki_d30_7399
とはいえ、やっぱり暑いことには変わりないねぇ。

いつまで見ていても飽きません。

その横にいるアフリカタテガミヤマアラシも、ヒョコヒョコ動くいて、
これまた飽きません。今回の遊亀動物園の中で、いちばん滞在時間が
長かったのが、このヤマアラシの前でした。

ヤマアラシについては、また別の機会を設けて、改めてご紹介する
ことにしましょう。なかなか面白い動物たちですから!

園内を巡っているとき、動物園スタッフの方から声をかけられたので、
ヤマアラシのお話も聞いてみました。

もともと、カナダヤマアラシは別のところにいたのですが、「木登り
するのが得意」という習性を見せるために、アフリカタテガミヤマ
アラシの横に立っていた高い松の木を利用して、カナダヤマアラシの
コーナーを作ってみたのだとか。

これはまさに、動物園でいま積極的に導入が進んでいる「行動展示」
に他なりません。

Kofuyuki_d30_7300
暑さに弱いんだよね、カナダヤマアラシは…

「行動展示」とは、動物の習性や能力を見せる形で動物を展示する
スタイルのこと。旭山動物園で導入され、入園者数が急増したのが
有名なところですが、行動展示のために立派な施設を建築している
動物園が多いのが現実です。

でも、そんな立派な施設を作らなくても、遊亀動物園では手作りで
行動展示の施設を設営しています。自然な感じで動物との違和感も
なく、コンクリートや鉄骨で作られた立派な行動展示施設よりも、
好感が持てました。

小さな動物園は、スタッフの皆さんのこうした創意工夫が随所に
見られ、その手作り感が動物園をより身近なものにしてくれます。
それが、小さな動物園の魅力です。

動物園スタッフのお話では、この遊亀動物園は将来的には移転し、
拡大する計画があるとのこと。確かに、現状ではかなり手狭だとは
思いますが…でも、今のこの温もりを感じる良い雰囲気を思うと、
移転・拡大はして欲しくないなぁ、と思ったのが正直なところです。

さて、遊亀動物園の最深部ヤマアラシを撮ったあとは、ふたたび
順番に戻っていくことになります。ろばお君をはじめ、みなさんに
挨拶をして、最後にゾウのテルちゃんに挨拶をして…

Kofuyuki_d31_2745
また来てね~!

遊亀動物園を後にしました。

結局、朝9時から午後3時まで滞在。
遊亀動物園は、動物たちと仲良くなれた気がする、そんな楽しい
動物園でした。日本で4番目に古い動物園、必見です。

でも、次回は…もうちょっと涼しい時に行きたいと思います。
半端じゃない真夏の甲府の暑さは、思う存分堪能しましたから。

yuki-zoo

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2010年9月 5日 (日)

小さな動物園から(2) 甲府市遊亀動物園(Part 1)

各地の小規模な動物園をご紹介する「小さな動物園から」シリーズ。
前回は群馬県桐生市の桐生が岡動物園をご紹介しました。

今回はその第2回目。山梨県甲府市にある遊亀動物園をご紹介します。

Kofuyuki_r0013657
「遊亀」と書いて「ゆうき」と読みます。

実はこの動物園、上野、京都市、天王寺に次いで日本で4番目(!)に
古い動物園なのです。甲府市遊亀動物園の開設は1919年(大正8年)で、
3番目に古い天王寺動物園が1915年ですから、3・4番目の動物園は
ほぼ同時期の開設と言えるでしょう。

ちなみに東京、大阪、京都とくれば次は名古屋ですが、名古屋市にある
東山動物園の開設は1937年。遊亀動物園よりも18年も後のことです。

上野動物園をはじめとした、こうした古い動物園の特徴は町の中心部に
あることです。中には拡張のために郊外へ移転した動物園もありますが、
この遊亀動物園は甲府市中心部に近い遊亀公園の一角にあり、今では
数少ない「都市型動物園」のひとつと言えるでしょう。

とはいえ…

京都市の人口は146万人、天王寺動物園がある大阪市の人口は267万人、
それに対して甲府市の人口は20万人です。(2007年現在の推計人口)

大阪市の10分の1以下の人口しかない甲府市に、4番目に古い動物園が
開設され、90余年にわたって維持されてきたということは、驚きだと
思います。動物園は非常に費用がかかる施設ですから、人口が少ない
市が動物園を維持するのは、並大抵のことではないからです。

それに、まだ全国に動物園が3つ、それも大都市にしかなかった時代に、
市民のために動物園を開設しようとした当時の甲府市の決断は、まさに
「英断」に近いものがあったはず…。

Kofuyuki_d31_2600
またまた、前置きが長いんじゃないの~ まだ門から入ってもないし。
(by ヤギ in 遊亀動物園)

はいはい、スミマセン。

日本で4番目に古い動物園が甲府市にあるという驚きと、90年以上に
わたって維持してきた甲府市への敬意を、ついつい熱く語ってしまい
ました…というワケで。

そんな遊亀動物園、以前からぜひ行ってみたいと思っていたのですが、
8月下旬の週末に、遊亀動物園へ行って参りました。

甲府へ向かうクルマの中で、「今日の甲府の最高気温は35℃でしょう」
という天気予報をラジオで聞いて…覚悟はしていたものの、甲府市は
朝からすごい暑さでした。

「遊亀公園附属動物園」が正式名称の遊亀動物園。動物園へ行くには、
公園の中を通っていくのですが…

Kofuyuki_r0013660
公園の噴水が、とっても涼しげに見えます。

「遊亀」の名のとおり、その噴水には亀さんが…

Kofuyuki_r0013661_2
カメといっても、石づくりのカメですけど。 (カメ 種別不明)

汗をかきながら「動物園はどこかな~?」と公園の奥へ歩いていくと、
ありました、ありました!ここが遊亀動物園の入り口です。

Kofuyuki_r0013665
公園の奥に、ひっそりとたたずむように門がありました。

歴史ある動物園にしては、とても質素な入口ですが…

でも、その長い歴史の中で、多くの子供たちに夢を与えてきた動物園の
入口だと思うと、この小さな門がとっても大きく感じます。

入口で310円の入園料を支払い、門をくぐってみると…
門から入ってスグのところ、やはり「遊亀動物園」の名に相応しく(?)
最初に出迎えてくれたのはケヅメリクガメでした。

Kofuyuki_d30_7234
この猛暑の中、よく来たねぇ… (by ケヅメリクガメ)

ケヅメリクガメはアフリカの半乾燥地帯に住む動物。暑さには強いハズ
なのですが、さすがにこの猛暑はこたえるらしく、

Kofuyuki_d30_7237
甲府の暑さは、尋常じゃないよ…

と、さすがのケフメリクガメも木陰で朝から伸びきっていました。

各地の動物園でケヅメリクガメはよく見ますが、ここまで伸びきった
ケヅメリクガメは見たことがないです。

さて、デレ~ンと伸びきった(!)ケヅメリクガメたちににご挨拶をしたら、
動物園の中へ入っていきましょう。

Kofuyuki_r0013667
この赤い橋を渡って、動物園に入っていきます。

橋を渡ると、急に開けた場所に出ます。
たぶんここが…遊亀動物園が最初に開設された場所なのでしょう。
ここには中央の広場を中心として、サルとアジアゾウが展示されています。

Kofuyuki_r0013729
写真右側に霊長類が、中央の木の向こう側にアジアゾウがいます。

さすが歴史ある動物園、小規模な動物園ではあるもののサルの展示は充実
していて、チンパンジーをはじめとして7種類ほどのサルがいました。
(さらに別の場所には、4種類のマーモセット(超小型のサル)がいます)

動物園といえばニホンザルのサル山があるものですが、ここ遊亀動物園に
サル山はありません。サル山は、見ていて飽きないものではありますが、
広い面積を取る割には「一種類のサル」の展示でしかありません。
動物園によっては、サル山はあるものの、サルの種類が少ないところも…

Kofuyuki_r0013736
サルのゾーン。柵の映り込みが激しく、動物写真は撮りませんでしたが、
手入れが行き届き、整然として観察しやすい設計になっています。

限られた敷地内でサル山を作らず、その代わりに少しでも多くの種類の
サルを展示しようという遊亀動物園の姿勢には、「見せモノ」ではなく
「教育・研究機関」という動物園本来の姿へのこだわりが感じられます。

さて、遊亀動物園きっての人気者…と思われるアジアゾウ。
入ってすぐの所に、いきなりアジアゾウが現れるのですから、子供たちは
大喜びするでしょう…といっても、私が訪れた時は、私しかゾウの前には
いなかったのですが。(猛暑で訪れる人がいません)

Kofuyuki_r0013730
かなり立派なゾウのパドック(放飼場)とゾウ舎です。

遊亀動物園のアジアゾウはテルちゃん。昭和53年生まれのメスゾウです。

私がゾウの前に行ったときは、背中を向けて水遊びをしていたのですが…

Kofuyuki_d30_7424
今日はお客さんもいないから、水遊びしてノンビリしましょ~

そのうち、私がいることに気付いて…

Kofuyuki_d30_7442
あら、いたの?この暑いのに、よく来たわねぇ

そして、私の方に近づいてきてくれて…

Kofuyuki_d31_2697_2
せっかく来たんだから、一緒に遊ぼうよ。

と、私の前で鼻を上げたり、ステップを踏んでくれたり。

すごく人懐っこいゾウさんで、私が手を伸ばすとこのように…

Kofuyuki_d31_2720
握手したいの?あ、握手じゃなくて握鼻ね?

と、長い鼻を伸ばしてくれました。

いつまでも私の相手をしてくれるので、なかなか離れ難かったのですが、
ここで一日を潰すワケにもいかないし、なんといっても炎天下で非常に
つらかったので…

ゾウのテルちゃんに別れを告げて、次の場所に移動することにします。

Kofuyuki_r0013667_2
またまた橋を渡って、次のゾーンへ移動します。

橋を渡ると、今度は「子供どうぶつえん」を中心とした場所に出ます。

Kofuyuki_r0013710
橋を渡ると、そこは「子供どうぶつえん」ゾーンになります。

「子供どうぶつえん」といえば、ヤギなどのおとなしい家畜や、ウサギ、
モルモットなどと触れ合える場所。嬉しそうに動物を触ったり、中には
おっかなビックリで動物に手を伸ばす子供たちがいるのですが…

Kofuyuki_d30_7247
今日は、ヒマだね。

土曜日だというのに、誰もいません。あまりの暑さに、子ヤギは…

Kofuyuki_r0013719
この暑いのに、おじさんは何をしてんの?

U字溝の中に避難していました。この中なら、かなり涼しそうですね。

さて、この子供どうぶつえんゾーン。
実は子供どうぶつえんだけでなく、その周囲にはこんな動物が…

Kofuyuki_d30_7244
あづいよぉ~、暑いのは苦手なんだよぉ…

レッサーパンダがいました!

暑さに弱いレッサーパンダですが…それにしても、とても暑そうです。

Kofuyuki_r0013671
手ごろな広さなので、間近に観察することができます。

甲府市は中国四川省の成都市と姉妹市提携を結んでいて、1985年に成都市
からレッサーパンダ2頭が寄贈されて以来、レッサーパンダを飼育して
いたのだとか。その後も成都市との動物交流は続き、なんと!1989年の
甲府市百周年事業では、成都市からジャイアントパンダを借り受けて、
ここ遊亀動物園で展示をしていたことがあるのだとか!!

やはり、甲府市が、この動物園をいかに大切にしているか…がわかります。

Kofuyuki_d30_7257
今はレッサーパンダしかいないけどね~

暑さに弱いレッサーパンダ、気温が最高になる午後には、さすがに屋内の
展示施設に移動してました。

レッサーパンダの並びには、「マーモセット」がいました。

Kofuyuki_d30_7414
マーモセットは、ちっちゃいサルだよ。(by ワタボウシパンシェ)

ここには世界最小級のサル「ピグミーマーモセット」がいます。
体長わずか10cm(尻尾を入れると30cm)程度。展示施設の中にいても、
なかなか見つけることができない小ささです。

残念ながら、ピグミーマーモセットをガラス越しで写真に撮るのが困難で、
写真を載せることができませんが…「どこにいるのかな~?」と探すのも、
けっこう楽しいものです。

さて、子供どうぶつえんゾーンからさらに奥へ…遊亀動物園は奥行きが深い
動物園で、どんどんと奥へ入っていくのですが。

今回もずいぶんと長いブログになってしまったので、ここでいったん終了。
この続きは、また次回のお楽しみ…ということで!

次回は、遊亀動物園でもっとも面白かった動物が登場しますよ。

Kofuyuki_d30_7380
次回はボクが登場するよ!

小さい動物園の紹介なのに、2回連続になって…恐縮です。

yuki-zoo

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2010年9月 1日 (水)

動物たちの夏

今日から9月になりました。

例年ならば、この時期には秋の気配が感じられ、去り行く夏に
思いを馳せるところですが、今年はまだ夏がしっかりと続いて
いる感じ。まだ「今年の夏は…」と振り返る雰囲気ではないの
ですが…

今年の7~8月も、あっちこっちの動物園へ行きました。

数えてみたら、この夏の2ヶ月間で巡った動物園は合計10カ所。
今回は、暑い中で汗をかきかき巡った動物園で撮った写真から、
数ヶ所の動物園での写真をピックアップしてご紹介します。

animals in a summer

【那須どうぶつ王国】
那須高原だから涼しいだろう、と思って行ってみたのですが…

Nasuanimalkd_d31_0672
高原の風は、清々しいなぁ… (by アルパカ)

などという感じではなく、那須高原でもとても暑かったのです。

Nasuanimalkd_d31_0599
はぁ…那須高原は涼しいハズなのになぁ (by ポメラニアン)

那須どうぶつ王国を訪れた日は、まだ梅雨明け前の7月上旬。
あいにく曇り空の天気でしたが湿度が非常に高く、蒸し暑くて
とても「高原の風」などと言っていられない状況でした。

Nasuanimalkd_d30_5959
なんだよー、このやろー!!

そんな蒸し暑さのせいか、オオカンガルーが豪快なケンカを
展開していましたが…(かなりの迫力)

Nasuanimalkd_d31_0743
おーい、そこの君たち!ケンカはいかんよ~ (byペンギン先生)

そうですね、イライラしてケンカしちゃいけません。
みんな、仲良くしましょうね。

animals in a summer

【桐生が岡動物園】
関東北部の夏はタダでも暑さが厳しいのに…
群馬県桐生市の桐生が岡動物園へ行ったときは、朝から晴天で
厳しい暑さでした。

Kiryugaoka_d30_6187
この暑い中、よくきたねぇ (by アジアゾウ)

…と、歓迎はされたものの、園内に人はほとんどおらず。
大きなカメラを持った私は、否応なしに目立ちます。

Kiryugaoka_d30_6053
「ちょっと、あのオジサン、怪しくない?」
「ああいう人とは目を合わせちゃダメよ」(byマーラ)

桐生が岡動物園は、とても小さな動物園だったので、午前中に
園内を2周。あまりに暑いので、いったんクルマにもどって
休憩して、さらに午後に2周して写真を撮りました。

そんな中で、いちばん粘って写真を撮っていたのはコチラ。

Kiryugaoka_d30_6294
フォ~!(古っ!) (by クモザル)

普段は、私はあんまりサルは撮らないのですが…
(理由:人間に似ているから、動物を撮った気にならない)
ここのクモザルは撮っていて楽しかったです。

そして、そこにはもっと可愛い子が…
それは何?と気になる方は、コチラのブログをご覧ください。

animals in a summer

【茶臼山動物園】
長野市にある茶臼山動物園。
昨年の9月に来て以来、2回目の訪問となりました。

ここでは、なんといっても立派なアムールトラ「スルガ」に
会えるのが楽しみです。

Chausuyama_d31_1048
こんちは。静岡市日本平動物園の生まれだから「スルガ」だよ。

もちろん(?)、訪れたこの日もとっても暑い日でした。

暑さには強いハズのアジアゾウも…

Chausuyama_d30_6358
今日は暑いから、出たくないよぅ (by アジアゾウ)

屋内から外に出て来ようとはしません。

タヌキさんも…

Chausuyama_d31_1110
あぢぃ~

シマウマさんも…

Chausuyama_d31_1165
あぢぃ~よ~

マーラさんも…

Chausuyama_d30_6315
んもー、暑くて何も考えられない…

そしてスルガくんも…

Chausuyama_d30_6381
本日、終了とさせていただきます…

みーんな、伸びきってしまっていた、茶臼山動物園でした。

animals in a summer

【羽村市動物公園】
羽村市動物公園は、東京郊外の羽村市にある小さな動物園です。
年に何回か行く、私のお気に入りの動物園のひとつです。

7月中旬に訪れたときは、午後からだったので、あんまり写真は
撮れませんでしたが…

Hamuracity_d30_6384
日陰で仲良くお休み中… (3匹のミニブタ)

動物たちは日陰を求めて、暑さをしのいでいました。

Hamuracity_d31_1202
この暑さ、何とかならんのかねー (by ミーアキャット)

この夏、私たちも、なんど「何とかならんのかねー」と思ったことか。

Hamuracity_d31_1280
イノシシだって、水浴びしたくなるよ… (by ニホンイノシシ)

え?イノシシも水浴びするの?
まぁ、それだけ暑さが厳しかった、ということですか…。

animals in a summer

【飯田市動物園】
長野県飯田市の中心部にある、ここもまた小さな小さな動物園です。
園内を一周するだけなら、30分もかかりません。

柵が多くて、なかなか写真を撮りづらい動物園でしたが…

Iidacity_d30_6392
どうも、イノシシでございます~ (by ニホンイノシシ)

妙にお行儀の良いニホンイノシシが出迎えてくれました。

もちろん、この日も猛暑。園内の動物たちはグッタリ…

Iidacity_d30_6438
もう、寝て過ごすしかないよね… (by タヌキ)

白いタヌキ…これはアルビノのタヌキです。

Iidacity_d30_6440
暑くて…話にならんです。 (by ミーアキャット)

白目をむいて寝るほど、暑かったワケです。

そんな暑さの中で、ひときわ際立ったのがコチラ。

Iidacity_d31_1346
暑さの中で、白さが際立っていました。(シロサギ)

この夏の、お気に入りの写真の一枚です。

animals in a summer

【多摩動物公園】
多摩動物公園は私のホームグラウンドですが、5月以降しばらく
行っていなかったので、これまた猛暑の中を行ってみました。

予想とおり、園内は人もまばら。週末に行ったのに「今日は平日?」と
思えてしまうような…いや、春秋の平日よりも人は少なかったかも。

そんな中で…

Tama_d31_2122
こんな暑い日に、よく来たねぇ (by コツメカワウソの子供)

コツメカワウソの子供が迎えてくれます。

このコツメカワウソが、なかなかカワイイ。チョコチョコとよく動くし、
仕草がなんとも面白くて、なかなか離れられません。

Tama_d31_2126
う~ん、生まれて初めて体験する、この暑さ!

…そりゃそうでしょう。まだ生まれて半年も経ってないんですから!

「暑い日」といえば、この動物に会うのが楽しみです。

Tama_d31_2189
いや~、ゴクラクだね、これは。

水に浸かる姿が、なんともイイ感じです。あまりの気持ちよさに…

Tama_d31_2193
ブクブク… (あ、もぐった!)

Tama_d31_2195
ブクブクブク… (もぐりながら、動いてるの!?)

Tama_d31_2196
ブクブクブクブク… (まだ、もぐってるの?)

Tama_d31_2197
プハーッ! (あ、出てきた、出てきた)

この写真を撮っている私は、炎天下。アジアスイギュウがうらやましい。


Tama_d31_2215
いっしょに、ブクブクする?

はーい!喜んで!!

…と、言いたいところですが、遠慮しておきます。

Tama_d31_2216
なーんだ、残念。ブクブクブク…

はい、ボクもザンネンです…

この日は、多摩動物公園は「夜の動物園」が開催されていました。
16時頃から人が増えてきて、閑散としていた日中が信じられないほどに。

実は、夜の動物園は今回が初体験。さすがに夜は、動物写真をほとんど
撮ることはできませんが、こんな雰囲気で…

Tama_d30_7217
ライオンもなかなか幻想的です。

園内はライトアップが随所で行われており、なかなかキレイでした。

Tama_d30_7228
こんな「動物たち」もいました…

この他、8月には東北地方の仙台市八木山動物園盛岡市動物公園
秋田市大森山動物園なども巡ってきましたが。

今年の夏は、暑さでグッタリした動物たちの姿ばかり撮っていたような
気がします。私の腕も日焼けで真っ黒。左腕にクッキリ残った腕時計の
あとが、今年の夏の名残になりそうです。

まだしばらく暑い日が続くようです。
動物園へお越しの際は、水分補給をお忘れなく!

Tama_d31_2283
秋風は、いつから吹くのかなぁ… (オランウータン 多摩動物公園)

augest animals

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2010年8月15日 (日)

東北の動物園(3) 秋田市大森山動物園

8月初旬に巡ってきた、東北地方の3つの動物園の動物たちをご紹介する
「東北の動物園」シリーズ3回目。これまで、仙台市にある八木山動物園
盛岡市にある盛岡市動物公園の動物たちをご紹介しました。

今回はその最終回、秋田市の大森山動物園の動物たちをご紹介します。

Ohmoriyama_r0013392
秋田市大森山動物園の正門

秋田市大森山動物園は、1950年に秋田久保田城址の千秋公園に、秋田県の
児童会館付属施設として開園した動物園が前身。現在の場所には1972年に
移転しました。今年で開園60周年を迎えます。

Ohmoriyama_d30_6946
わーい! 大森山動物園へ、ようこそ~!!
(かなりハイテンションのアライグマ)

3ヶ所の動物園を巡った今回の東北旅行期間中は、毎日がとっても暑く、
大森山動物園を訪れたこの日も、とっても暑い日になりました。

ようこそ!と元気に迎えてくれたアライグマも、そのうちに…

Ohmoriyama_d31_1822
今日も秋田は暑いなぁ…

Ohmoriyama_d31_1837_2
う~ん、やっぱり暑いなぁ…

Ohmoriyama_d31_1838
う~ん、ダメだぁ…

と、最終的にはダウンしてしまった模様。

そのすぐ近くにいたハクビシンも…

Ohmoriyama_d31_1841
はい、ワタクシは、もう本日終了いたしました…

おいおい、まだ午前中なんだけど…と突っ込みたくもなりますが、
この日は朝10時には既に気温は30℃を上回り、さらに湿度もかなり高く、
かなりの蒸し暑さでしたから、早々に「本日終了~」となってしまうのも
無理はありません。

大森山動物園の王者的存在であるアムールトラも…

Ohmoriyama_d30_6964
はい、コチラも、本日終了しております…

と、朝からすでに休憩モード。

トラの中で最も大きいアムールトラ。
その堂々とした風格を写真に撮りたい、と粘って待ってみたものの…

Ohmoriyama_d30_6980
へ? この暑い中、何してるの…??

時おり起きてはくれますが、ボーっとした様子。「陸の王者」の風格は
どこへやら…?

トラの中でも寒いところに住むアムールトラは、ベンガルトラとちがい、
水に入る習性もないため、なおさら蒸し暑さが身に応えるのでしょう。

寒いところの動物といえば、アムールトラのお隣にいたコチラの動物も…

Ohmoriyama_d31_1947
大型犬が2頭、お昼寝中…!?

凍てつく大地で犬ぞりを引くイヌたちにも、この暑さは…???

Ohmoriyama_d30_6988
おい、誰だ?オイラのことをイヌと呼ぶのは。

おっと、失礼いたしました。

確かにイヌによく似ていますが…コチラはシンリンオオカミです。

シンリンオオカミには、飼育員から生肉が入った氷がプレゼントされて
いましたが、それにすら見向きもせず、グッタリ状態。
アムールトラもシンリンオオカミも、きっと秋田の寒い冬には活き活きと
しているのでしょうけれど…。

夏の暑さには、めっぽう弱いようです。

暑いのは私も同じ。額から流れる汗が目に入り、撮影を中断することも
しばしばありました。

Ohmoriyama_d31_1899
一緒に泳ぐ??

このカリフォルニアアシカを撮っている時は、「うらやましい」という
言葉以外には思いつきませんでした。

Ohmoriyama_d30_7033
暑いのは、僕らだって同じことだけどね。

サル山のニホンザルたちは、暑い中でも飛び回っていました。

子供のサルもいたりして、いつまで見ても飽きないサル山。
大森山動物園のサル山にはサルの「お立ち台」みたいなものがあり、
目線の高さのところにサルが来るので、けっこう近くでサルを観察
することができます。

Ohmoriyama_d30_7017
元気に、大きくなるのよ…オチビちゃん。

さて、暑さもピークとなる午後、いよいよアフリカゾーンへ足を進めます。

Ohmoriyama_d30_7049_2 
アフリカゾーンへ、ようこそ~

大森山動物園のアミメキリンといえば…

不慮のケガで足を骨折し、義足で懸命に生きようとした子キリンの
「たいよう」の話をご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

その実話の舞台となったのが、ここ大森山動物園。「たいよう」は、
2002年6月に10ヶ月の短い生涯を終えたのですが、園内の展示施設や、
正門前にその姿を今も見ることができます。

Ohmoriyama_r0013391_2
この正門前のキリンは「たいよう」とそのお母さん「モモ」です。

「たいよう」に思いを馳せながら、キリンのお隣のアフリカゾウに
目をやると…そこには2頭のアフリカゾウが仲良く歩いてました。

2頭はオスの「だいすけ」と、メスの「花子」。
どちらも1988年生まれ(推定)と、まだ若いカップルなので、2世
誕生も期待できそうです。

この2頭、いつも一緒に行動していて…というか、「だいすけ」が
いつも「花子」の後をついて回っている、というのが正しいかも。

Ohmoriyama_d31_2011
どこ行くの~?

と、「花子」の後をついていく「だいすけ」。そして…

Ohmoriyama_d31_2002
もう、戻るの~?

…と、やっぱり「花子」の後をついていく「だいすけ」。

見ていると、どうも「だいすけ」の押しが足りない様子。
「だいすけ」は、草食系男子なのか!?

Ohmoriyama_d31_1967
…って、ゾウはもともと草食動物でしょ?

まぁ、確かにその通りなのですけど…がんばれ!だいすけ!!

仲良しといえば、この2頭も仲良しでした。

Ohmoriyama_d30_7060
最近、毛が薄くなってきたんじゃない?

大森山動物園には、全部で6頭のチンパンジーがいるのですが、特に
この2頭は「ヤキモチを焼かれるほど」仲が良いのだとか。

チンパンジーのパドックには高所にワイヤーが張られていて、そこを
伝って器用に歩くチンパンジーの姿を見られる…ように出来ているの
ですが、この2頭はそんなのはお構いなく、静かに時間が流れている
ような、何ともいえない平和な雰囲気の中にいました。

さて、最後の最後に、私が大好きなカピバラに会いに行ってみました。

新しくキレイになった、というパドックには2頭のカピバラさんが
出ていたのですが…なんと、その2頭は長崎バイオパークからやって
きたカピバラさんたちでした。

Ohmoriyama_d30_7076
昨年12月に、秋田へやって参りました~

なんだか、とっても懐かしい感じが…

カピバラ大好きな私は、これまで何回も長崎バイオパークに通っては、
カピバラさんたちに遊んでもらっていましたから。

つまり、この2頭は長崎バイオパークで「会っているかもしれない」
のです。そう思うと、長崎から遠い秋田で友達と「再会」したような、
何ともいえない嬉しさが!!

Ohmoriyama_d30_7081_4
そういえば、会ったことあるかもねー。

しかし、冬には雪が積もる寒い秋田で、寒さに弱いカピバラさんたちは
いったい冬場をどう過ごしているのか…長崎バイオパークにはお風呂が
あり、冬場はお風呂に浸かっていましたが。

大森山動物園は、冬季も週末のみ開園しているとのこと。
雪が積もったパドックで遊ぶゾウや、「本領発揮!」と言わんがばかり
雪と戯れるアムールトラなどの写真が、園内に掲示してありました。

そんな光景を撮りに、また冬にも来てみたいと思います。

Ohmoriyama_r0013435_3 
冬に来たら、秋田名物「きりたんぽ鍋」も食べていってね。
(お食事中のサンショクキムネオオハシ)

仙台市八木山動物園や盛岡市動物公園に比べると、規模は小さいものの、
動物園スタッフたちによる展示の工夫が随所に見られ、展示されている
動物たちの紹介も充実しており、動物たちをより身近に親しみをもって
見ることができる、大森山動物園でした。

ちなみに、秋田市大森山動物園の愛称は「ミルヴェ」です。
これって、「見るべ」という秋田の言葉が由来になっているのか…!?
由来をご存知の方、いらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。

Ohmoriyama_d31_2061
次回は冬だね!待ってるよ~
(こども動物園のヤギさん)

◆東北の動物園シリーズはコチラ
 (1)仙台市八木山動物園
 (2)盛岡市動物公園
 (3)秋田市大森山動物園

【お知らせ!!】
写真がメインの日めくりブログ「一枚の動物写真」を始めました。
ぜひコチラもご覧ください!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)