いつも一緒だね

2010年3月18日 (木)

いつも一緒だね(3) クロサイのサニー

サイはゾウやカバと並ぶ大型動物として、お馴染みの動物ですが、
野生のサイは非常に数が少なく、絶滅が危惧されています。

数が少なくなった理由は、言うまでもなく立派な角を目的とした乱獲で、
野生のサイが分布しているアフリカ、東南アジアでは現在でも密猟が
絶えないそうです。

現在、地球上には5種類のサイがおり、アフリカにいるのはシロサイと
クロサイの2種。クロサイはサバンナのBIG FIVEのひとつに挙げられて
います…ということは、クロサイはかつては「ハンティング対象の大物」
とされていたワケで、現在はその数も非常に少なく、アフリカ全域でも
3000頭程度しかいない、と言われています。

ケニアへ10回以上行っている私も、クロサイには数回しか出会った
ことがなく、サファリでクロサイを発見したときは大喜び、いや、大興奮
してしまいます。

世界の動物園で、種を絶やさぬようにクロサイの繁殖が試みられており、
日本でもいくつかの動物園でクロサイが飼育されています。

そんな動物園のひとつ、茨城県の日立市かみね動物園で、2009年の
3月にクロサイの赤ちゃんが生まれ、公開されているとう情報を聞きいて、
さっそく5月に会いに行ってきました。

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クロサイのサニーで~す

クロサイの子供はメスで、名前はサニー。
その名に相応しく、元気いっぱいにパドックを跳びまわっていました。

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ランランラ~ン♪

時おり、お母さんのマキから離れてピョンピョンと跳びまわりますが、
やはり大好きなお母さんと一緒が良いようで…

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かあちゃ~ん、どこいくの?

ちょっと離れても、スグにお母さんのところに戻り、どこに行くにも
お母さんのあとをついていきます。

お母さんが木の葉を食べようとすると…

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かあちゃん、コレ、何なの~?

…と、一緒に食べる真似をしてみたり。

お母さんがひと休みしようとすると…、

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かあちゃん、わたしも一緒に休むぅ~

…と、お母さんの横で休んでみたり。

そしてまたお母さんが動き始めると…

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かあちゃん、どこ行くの~?

…と、また後ろをついてきたり。

とにかく、お母さんが大好きで、お母さんと同じことをしたがります。

お母さんもそんなサニーに、愛情たっぷりに接してあげていて…

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かあちゃんに付いてまわって、疲れたよ…

…と、へたり込んでしまったサニーちゃんを、

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あらら、サニー、そんな所で寝たらダメよ~

…と、サニーを角でやさしく押し上げて、

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さあさあ、行きましょ

と、サニーに動くようにうながしてみたり。

お母さんも、いつもサニーを気に掛けていて、サニーが離れていくと
何気なく近くに寄り添っていきます。

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まったくサニーは、おてんばなんだから…。

そんなおてんばサニーも、やっぱりお母さんのお乳が大好きです。

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どんどん、大きくなりなさいねー

このサニーも、今はもう1歳になります。
きっと、ずいぶんと大きくなっていることでしょう。

かみね動物園のサイのパドックには、桜の木が植えられています。
桜が咲く頃に、また会いに行ってみようと思います。

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いつも一緒だね!


Black Rhino

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2010年2月17日 (水)

いつも一緒だね(2) ボタンインコとヤギ(長崎バイオパーク)

私のお気に入りの動物園のひとつ、長崎バイオパークの真ん中に
「アンデス広場」という広場があります。

そこでは、ヤギが放し飼いになっていて、一緒に遊ぶことができます。

先日、長崎バイオパークを訪れたときは、あいにくの雨で訪れる人も
少なく、アンデス広場も閑散としていました。普段は子供たちの相手で
忙しい(?)ヤギたちも、この日は手持ち無沙汰という感じで…

そんなヤギのところに、ボタンインコが遊びに来ていました。

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あいにくの雨で、今日は静かだねぇ…

このボタンインコたちは、ヤギたちがいる広場の横の「ペットハウス」
という施設から、お散歩がてら(?)遊びに来ていたのです。

「飛んで逃げたりしないのかなぁ」と思って眺めていたのですが、
飛びはするものの、ペットハウスとヤギの広場の柵のあいだを
行ったり来たりするだけで、遠くへ飛んでいく様子はありません。

柵に止まっているボタンインコのところに、ヤギがやってきました。

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ねぇねぇ、今日もまた遊びに来たの?

ヤギは柵に止まっているボタンインコに興味津々の様子。
じーっと見つめて、さらに近付いてきました。

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ねぇねぇ、飛ぶのって、気持ちいいの?

ボタンインコは、近付いてくるヤギを怖がる気配もありません。
どうやら、ボタンインコは時々こうして飛んで来るらしく、
きっとこうしてヤギと一緒にいることが、よくあるのでしょう。

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ねぇねぇ、ゴハンは何を食べてるの?

ボタンインコも、語りかけてくるようなヤギの存在が気になる様子。
飛び立ってペットハウスに戻ろうか、戻るまいか迷っている感じです。

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ねぇねぇ、また遊びに来てね!

ペットハウスのお姉さんの呼ぶ声に、ボタンインコは羽ばたいて
戻って行ったのでありました。

ところがまた、スグに柵のところに戻って来て…

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こんどは、ヤギさんの背中に乗ってみようかな!

そうだね、それはいい。
きっとヤギさんは、君を背中に乗せて、得意げに広場の中を
歩いてくれると思いますよ。

 

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2010年1月31日 (日)

いつも一緒だね(1) 市川市動植物園のレッサーパンダ

1月上旬の寒い曇り空の日、千葉県の市川市動植物園へ行ってきました。

この日は本当に寒く、どんより曇った空から時おり雪がチラつくほどで…

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ボクはウールを着てるから、寒くないもーん
(なかよし広場のヒツジ)

んー?「ウールを着てる」って?

そうじゃないでしょ、キミはウールそのものでしょ!
しかし、確かに暖かそうでうらやましい…

休日というのに、寒いためか園内は人も少なく、余計に寒さを感じます。

市川市動植物園は市立の動物園です。
全国には「市立」動物園が結構あるのですが、横浜市や千葉市などの
巨大な市の動物園は別として、市立の動物園の多くは規模も小さく、
動物の種類も決して多くはない動物園が多いようです。

しかし、そうした動物園は、市民の憩いの場として家族連れで賑わい、
お昼どきになると、あちこちでお弁当を広げている光景を目にします。

そんなホンノリした光景を眺めながら、のんびりと小さな動物園での
お散歩を楽しむのも、私はとても好きです。

ちなみに、こうした動物園は、動物の距離が案外と近く、動物写真を
撮るには良い環境が多かったりするのも、私が「市立」の動物園を
好きな理由でもあります。

さて、そろそろ…

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また、前置きが長いんじゃないのー?
(ムシャムシャとお食事中のエリマキキツネザル)

…やっぱり来ましたか、「前置き長い!」のイエローカード。

はいはい、ではでは話題を本題に進めていくことにしますね。

市川市動植物園は小動物がメインの動物園ですが、その規模の割に
レッサーパンダがたくさんいる動物園でもあります。

動物園を訪れたときは「なんで、こんなにたくさんいるんだろう?」と
思っていたのですが、家に戻って調べてみたら、市川市動植物園は
なんと「レッサーパンダがきっかけで設立された動物園」だったのです。

市川市動植物園のホームページによると、市川市と友好都市関係の
中国四川省楽山市から、1986年に2頭のレッサーパンダが贈られた、
というのが開園のきっかけになったとのこと。

当時はまだ、レッサーパンダを飼育している日本の動物園は少なく、
中国まで職員を派遣して飼育方法の研修を受けてきたようです。

2頭のレッサーパンダ「真真(シンシン)」「誠誠(セイセイ)」が動物大使
として市川市にやってきた時は、動物園自体はまだ未完成…
つまり、市川市動植物園はまさに「レッサーパンダから始まった」という
動物園なのですね。(開園そのものは1987年8月)

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で、レッサーパンダはまだ出て来ないのかい?
(引き続きムシャムシャとお食事中のエリマキキツネザル)

はいはい、お待たせいたしました。

では、レッサーパンダに登場していただきましょう。

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はい、ワタクシがレッサーパンダでございます。

お待たせいたしました。
今や動物園の国民的(?)人気者、レッサーパンダです。

「後ろ脚で立つ」ことで有名になった千葉市動物公園の「風太」で
すっかりと知名度を上げたレッサーパンダですが、それまでは
「パンダ」と言えば白と黒の「ジャイアントパンダ」の方が有名で、
レッサーパンダはマイナーな存在でした。

「レッサーパンダ」と「ジャイアントパンダ」、どちらも「パンダ」と
名がつく動物ですが、その大きさや体格は大違いですよね。

それもそのはず、ジャイアントパンダは「クマ」に近い仲間で、
レッサーパンダは「アライグマ」や「イタチ」に近い仲間なのです。

レッサーパンダがメジャーになってきたせいか、動物園にいると
「アライグマ」を指差して「あ!風太だ!」と言う子供をよく見ます。
つまり、アライグマとレッサーパンダを間違えているワケですね。
(「レッサーパンダ」=「風太」と思っている子も、けっこう多い)

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ボクがアライグマですが、それが何か?

うーん、似ているといえば似ていますね。
小さい子供だったら、見分けがつかなくても不思議ではありません。

レッサーパンダは夜行性で木登りが得意。
レッサーパンダの放飼場を見て「あれ?いない?」と思ったら、
木の上をよく探してみてください。たいてい、日中は木の上で昼寝を
しています。動物園によっては、すごく高い木を放飼場に植えている
ことがあって、はるか頭上の木の葉の陰に寝ていることもあります。

そんな習性なので…

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とっても寒い中、木の上でスヤスヤお昼寝中…

まるで木に生っているように2頭のレッサーパンダが寝ています。

もともと、レッサーパンダは中国やネパールの標高が高い森林や
竹林にすむ動物なので、寒いぶんには大丈夫。
そのぶん暑さにはとても弱くて、真夏に見ると木の葉の茂みの中で
ダラ~ンと手足を伸ばして寝ている姿をよく見ます。

さて、この2頭。

寝てばかりで動こうとしないし、コチラは寒いし…
そろそろ移動して、暖かいレストハウスでコーヒーでも、と思ったら。

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「ねぇ、寝てばかりいないで、遊ぼうよー」
「…むにゃむにゃ」

と、何やら1頭が動き始めた様子。

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「ねぇねぇ、起きて遊ぼうよー」
「んもー、ウルサイなぁ、安眠妨害するヤツは…」

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「こうしてやるッ!」

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「バシッ!!」

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「んが~ッ!!」

…と、見せてくれました。

もちろん、これはケンカをしているのではなく、ジャレているだけです。
当然、実際には「バシッ!」となんか、音はしていません。

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じつは、いつもは仲良しなんだもんね

なかなか表情豊かなレッサーパンダたちでした。

さて、レッサーパンダは中国やネパールの竹林に住んでいるのですが、
市川市動植物園の竹林には、こんな鳥が…

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わたくし、市川の竹林に住むエミューでございます。

おー、なんと、エミューの凛々しい姿です。

しかし、エミューが竹林に!?

エミューはオーストラリアの半乾燥地帯に住む「飛べない鳥」。
竹林にエミューがいる構図は、どう考えてもアンバランスなのですが、
市川市動植物園ではそのアンバランス、いや、むしろエキゾチックな
雰囲気を見ることができます。

さて、そんな市川市動物園で、こんなに楽しいものを見つけました。

それはコチラ。

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動物園入り口にある、記念写真用の絵です。

これだけ見れば「そんなの、よくあるでしょ?」と思うのですが、
この看板の裏側が楽しいんです。

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動物園から帰るときは、この裏側が見えるワケで…

うーん、よく出来ている。

表側に描かれた動物たちの後姿が、これまた忠実に描かれて
いるのです。私は表側と裏側、何度も見比べてしまいました。

この気の利いた手作り感が、小さな動物園ではたまりません。
市川市動植物園、なかなか楽しめますよ。

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いつも一緒だね!

動物たちの仲良しの姿を、これからも時々掲載していきます。
お楽しみに!




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